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国立アマゾン研究所(Instituto Nacional de Pesquisas da Amazônia: INPA)はアマゾナス州マナウス市に本部を置き,アマゾン熱帯地域の動植物・環境・生態学の研究を行っています。1952年に設立され,その2年後に本格的な活動を開始しました。敷地総面積はアクレ州、ロライマ州、ロンドニア州の支部を含め,38ヘクタールにものぼりますが,市民の自然科学に対する興味や環境意識の向上といった教育を目的に,1995年よりおよそ13ヘクタールを「科学の森(Bosque da Ciência)」として一般に開放しました。
現在ではアマゾン地域における持続可能な天然資源の利用方法の探求に加え,企業や大学と提携し同地の植物を使った食品や化粧品の開発研究や特許出願の支援を行なう等,その活動領域を広げております。こうしてINPAは現在アマゾンの熱帯地域の研究機関という役割に加え,科学技術開発とその活用,住民に興味及び憩いの場所の提供を行っています。
またINPAは様々な外国機関との連携を通じ,多くの共同開発・研究プロジェクトを手がけておりますが,現在INPAと日本が提携して行っているプロジェクトの幾つかをここで紹介します。
1.「地球の肺」の炭素量はいかに?アマゾン熱帯雨林を地上・上空から調査
「アマゾンの森林における炭素動態の広域評価(CADAF)」
「森林保全・温室効果ガス排出量削減」が提唱される中, ブラジルではアマゾンの森林における炭素蓄積量の変化について具体的に計測する方法が確立されておりませんでした。そこでブラジル政府は,東南アジアでの計測研究に実績がある日本に支援を要請し,ブラジル外務省国際協力庁(ABC)と日本国際協力機構(JICA)を代表とする二国間技術協力プロジェクトが2010年より4年計画で開始されました。このプロジェクトはブラジルよりINPA, 国立宇宙研究所(INPE),日本より森林総合研究所(FFPRI),東京大学,リモート・センシング技術センター(RESTEC)の共同研究のもと進められています。具体的な調査方法は地上・上空の2班に分けられます。「地上班」はアマゾンの原生林に1000カ所以上もの調査区をつくり樹木の調査を行い,「リモート・センシング班」はその周辺を人工衛星や小型飛行機等を使用し上空から調査するこれまでにない大規模な試みです。INPAではこれら支援を活かし,ボリビアやペルーなどの周辺諸国を招いて計測の研修も行っております。
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2.市民参加型プロジェクト。開かれた生物多様性の研究を目指して
“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全プロジェクト
近年,世界では環境教育や地域生態系の研究・保全場所として動植物園・水族館が活用されつつありますが,アマゾン川の中心都市マナウスにはこのような動植物園・水族館が現在存在しません。同地域は,地球上で最も生物多様性に富み全生物種の半数以上が生息していると推定されているにも関わらず,その魚類や水生ほ乳類の生態は,川の濁度が高く未だほぼ未解明です。
このような状況の下、INPAと京都大学, 独立行政法人技術振興機構(JST),文部科学省,外務省が連携して自然環境を活かし,一般見学が可能な観察研究施設と保護区を結ぶ「フィールドミュージアム」を整備しました。アマゾン川及び流域熱帯林の生態系を解明するとともに,地域社会への環境教育、エコツアーの活用により経済的にも貢献することを目指して2013年10月より5年間の計画で,同プロジェクトが実施されています。
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3.アマゾン産シイタケの栽培に挑戦
ノエミア・イシカワ博士による鳥取大学,日本きのこセンターとの共同研究
現在およそ20種類が食用として世界に流通しているキノコですが,アマゾンの熱帯雨林には非常に多くのキノコがみかけられ,現地人(インジオ)の間では34種類ほどのきのこが食用にされているという報告があります。しかしその多くが未研究であり,現在マナウスの市場で生きのことして出回っているのはシイタケ,シメジ,シャンピオンのたった3種類であり,その全てが他州からの輸入に頼っています。生シイタケは当地で1Kg143レアルと高値で取引されています。
INPAで研究をしている日系人菌類学者ノエミア・カズエ・イシカワ博士は鳥取大学と日本きのこセンターで共同研究を行い,アマゾンに生息をしているLentinula raphanica(Murrill)がシイタケの仲間であることに着目し,現在栽培を進めています。一般に市場に出回る多くのキノコの栽培温度は通常15から25℃であり,アマゾン地域は高温のため栽培に適しません。ところがLentinula raphanicaの飼育温度は20から35℃であり,アマゾンで栽培が可能となります。傘はしいたけより薄くマーガリンと塩で炒めるとシイタケのような香りがします。
またノエミアさんは2011年の大地震以降,日本が放射能汚染によって失った原木を東南アジアから買おうという動きがありますが,アマゾナスに生息するブラジルナツの木が原木としてキノコの栽培は可能ではないかと提案をしています。
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(ア)シナリオA
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昨年10月 |
昨年11月 |
本年2月 |
ルセーフ大統領(PT) |
42% |
47% |
47% |
ネーヴェス上院議員(PSDB) |
21% |
19% |
17% |
カンポス・ペルナンブコ州知事(PSB) |
15% |
11% |
12% |
白票/無効票/誰にも投票しない |
16% |
16% |
8% |
分からない |
7% |
7% |
6% |
(イ)シナリオB(シルヴァ元環境相がPSB候補の場合)
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昨年10月 |
昨年11月 |
本年2月 |
ルセーフ大統領 |
39% |
42% |
43% |
シルヴァ元環境相(PSB) |
29% |
26% |
23% |
ネーヴェス上院議員(PSDB) |
17% |
15% |
15% |
白票/無効票/誰にも投票しない |
10% |
11% |
14% |
分からない |
5% |
5% |
5% |
(ウ)シナリオC(ルーラ前大統領がPT候補の場合)
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昨年11月 |
本年2月 |
ルーラ前大統領(PT) |
56% |
54% |
ネーヴェス上院議員(PSDB) |
16% |
15% |
カンポス州知事(PSB) |
8% |
9% |
白票/無効票/誰にも投票しない |
14% |
15% |
分からない |
6% |
6% |
(エ)シナリオD(ルーラ前大統領がPT候補,シルヴァ元大臣がPSB候補の場合)
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昨年11月 |
本年2月 |
ルーラ前大統領(PT) |
52% |
51% |
シルヴァ元環境相(PSB) |
20% |
19% |
ネーヴェス上院議員(PSDB) |
13% |
14% |
白票/無効票/誰にも投票しない |
9% |
11% |
分からない |
5% |
5% |
(ア)ルセーフ大統領50%,シルヴァ元環境相35%
(イ)ルセーフ大統領54%,ネーヴェス議員27%
(ウ)ルセーフ大統領55%,カンポス知事23%