トピックス 2017年1月号

2017/1/12
 

(1)平成28年度天皇誕生日祝賀レセプション

(ア)12月1日,在ブラジル日本国大使公邸にて平成28年度天皇誕生日祝賀レセプションが行われた。ブラジル政府,連邦議会,国軍,日系社会,民間企業,教育・文化・スポーツ関係,外交団等,多岐にわたる分野から500名を超える方々に御出席頂いた。

(イ)会場では,日本のインフラ・プロモーションDVD及び対日観光を促進するために我が国の風景等の動画が上映され,お客様には和食及び日本酒をお楽しみ頂いた。また,進出企業支援の一環として,ブラジルで活躍する日本企業4社(TOYOTA, EPSON, NEC, Yakult)に自社製品の紹介を行って頂いた。
 

(2)佐藤大使のサンパウロ訪問

 (ア)12月7日,佐藤大使はサンパウロを訪問した。佐藤大使にとっては,去る11月15日にブラジルに着任してから初めての出張となった。

(イ)サンパウロでは,佐藤大使は,イブラピエラ公園内の開拓先没者慰霊碑への献花・日本館視察,日系社会代表との懇談,ブラジル日本移民史料館視察,ブラジル日本商工会議所幹部との懇談,邦字新聞社訪問,ジャパン・ハウス現場視察などを行った。

(ウ)同日夜は,ブラジル日本文化福祉協会内講堂にて日系団体合同による歓迎会が開催された。歓迎会には在サンパウロの日系社会代表者,在留邦人,州及び市議会議員など,約120名の方々が出席し,とてもなごやかな雰囲気の中,懇談が行われた。
 

(3)平成28年度官民合同会議の開催

     12月8日,サンパウロにおいて,平成28年度官民合同会議が開催された。政府側からは,佐藤大使はじめ各在伯公館長,髙瀨外務本省中南米局長,JICA,JETRO,JBICが,民間側からは,伯内の各日系商工会議所及び日本商工会議所が出席し,双方合わせて約50名が参加した。会議では,ブラジル経済の低迷は続いているものの,底が見えつつあるとの認識が共有され,治安問題やブラジル税関官吏のストライキへの対応,企業支援と日系社会支援の連携,ジャパン・ハウスの活用等について議論が行われた。
 

(4)武井外務大臣政務官のサンパウロ訪問

     12月18日,武井外務大臣政務官がサンパウロを訪問した。
 

(ア)開拓先没者慰霊碑献花・日本館・移民史料館視察

     武井政務官は,開拓先没者慰霊碑を参拝,献花し,日伯友好の礎となった先没移住者への敬意と感謝を表明した。また,ブラジルの伝統的日本文化施設である日本館を視察するとともに,移民史料館視察を通じて,ブラジル社会における日系社会の歴史・足跡,今日の日系社会の重要性を確認した。
 

(イ)商工会・日本企業関係者との意見交換

     武井政務官は,現地進出日本企業と意見交換を行い,日本企業がブラジルでビジネスを行う上で抱える課題等を聴取した。また,ブラジルの経済状況や今後の見通し等について聴取した。
 

(ウ)ジャパン・ハウス視察

     武井政務官は,来年開館予定の対外発信拠点ジャパン・ハウス・プロジェクトの進捗を確認した。
 

(エ)宮崎県人会との意見交換・日系団体幹部との意見交換

     武井政務官は,ブラジル宮崎県人会とブラジル日系社会と地方自治体の交流のあり方について意見交換した。また,日系団体幹部から日系社会の現状や課題を聴取した。
 

(5)「第24回国際日本語・日本文学・日本文化学会」及び「第11回ブラジル日本研究国際学会」(在マナウス総領事館)

     2016年9月21日から23日までの間,隔年で開催されている国際学会である「第24回国際日本語・日本文学・日本文化学会」及び「第11回ブラジル日本研究国際学会」がアマゾナス連邦大学(以下「UFAM」)日本語・日本文学学科で初めて開催された(前回はリオ・デ・ジャネイロ連邦大学にて開催)。ブラジルではブラジリア連邦大学,サンパウロ州立大学,リオ・グランデ・ド・スル連邦大学等,日本からは名古屋大学,鹿児島大学,神戸大学等,多数の日本語・日本文化研究者が参加し,日本文学,日本語教育,民俗学,日本人海外移住史など,それぞれの分野における研究報告と活発な議論が交わされた。
〈UFAM人文学部正面〉
 

【在外公館長表彰】

     21日の開会式では,後藤在マナウス日本国総領事より,本学会を記念してマナウス市で長年にわたり日本語・日本文化普及に貢献し功績のあった当地所在の日本語教育機関4団体(西部アマゾン日伯協会日本語学校,アマゾナス連邦大学日本語・日本文学学科,私立ジョゼフィーナ・デ・メーロ校及びエフィジェニオ・サーレス自治会日本語学校)並びに日本語教育関係者1名(ミシェリ・ブラジル初代UFAM日本語学科長)に対して在外公館長表彰が行われた。

〈クリスティーナUFAM日本語・日本文学学科長への表彰の様子〉
 

【金沢大学特別講演・鹿児島大学学生による留学・観光PR】

     2016年にアマゾナス連邦大学と大学間協定を締結した鹿児島大学及び金沢大学は,19日に杉山金沢大学教授が同学会特別講演を行うと共に,鹿児島大学主催の南米研修に参加した11名の同大学学生が鹿児島県に関するPRのプレゼンテーションを行ったところ,聴講者の関心を集めた。
     特に同年代の鹿児島大学生による鹿児島PRはUFAM日本語・日本文学学科学生の留学意欲を高めた。また,鹿児島大学は期間中,鹿児島PRブースを設け留学案内や,観光案内など積極的に鹿児島の魅力を発信した。
 

内政

(1)カリェイロス上院議長を巡る動向

(ア)1日,連邦最高裁はカリェイロス上院議長の収賄にかかる公判開始を決定。

(イ)5日,連邦最高裁アウレリオ判事は,カリェイロス上院議長の職務停止の仮処分を決定。これに対し,7日,最高裁判所大法廷は,アウレリオ最高裁判事の決定を取り消す一方,同上院議長を大統領継承順位から外すことを決定。

(ウ)12日,連邦検察庁は,カリェイロス上院議長をペトロブラス関連の収賄容疑で起訴(ラヴァ・ジャット捜査で同上院議長が起訴されたのは初)。
 

(2)議会閉会前の重要法案の動向

(ア)6日,サントス日本人会館所有権譲渡法が官報公示。

(イ)13日,政府歳出に上限を設ける憲法改正案が上院で可決され,成立(15日公布)。

(ウ)15日,2017年度予算・編成方針法案が成立。

(エ)20日,州の連邦政府に対する債務再交渉法案が下院で可決され,成立。
 

(3)ルーラ元大統領を巡る動向

(ア)15日,連邦検察庁は,ルーラ元大統領を収賄及びマネロン容疑で起訴(5件目の起訴。ラヴァ・ジャット関連では3件目)。

(イ)16日,ブラジリア連邦裁はルーラ元大統領及び子息に対する起訴状(マネロン,斡旋等)を受理。続く19日,クリチバ連邦裁は同元大統領に対する起訴状(オ―デブレヒト社の癒着関連)を受理。ルーラ元大統領は起訴された5件の全てで被告確定。


(4)司法取引による汚職対策の更なる進展

(ア)1日,連邦検察庁とオーデブレヒト社がラヴァ・ジャット関連の司法取引に合意。

(イ)9日,オーデブレヒト社元幹部による司法取引の証言内容がマスコミにリークされ,同社がテメル大統領,パジーリャ文官長,上下両院議長等に違法献金を行っていたと報じられた。

(ウ)21日,米司法省がオーデブレヒト社による贈賄に関する報告書を公表。同社及び関連会社ブラスケン社による贈賄総額は34億レアルに上り,類を見ない規模と指摘。

(エ)27日,連邦警察庁は,2014年大統領選挙時のルセーフ前大統領及びテメル大統領(当時副大統領)の不正資金疑惑に関連し,サンパウロの印刷所の家宅捜査を実施。
 

(5)その他

(ア)22日,テメル大統領は,大統領府において,労働法改正法案を発表。

(イ)24日,テメル大統領は,全国TVにてクリスマス・メッセージを放映。
 

外交

(1)伯米関係

(ア)13日,テメル大統領はトランプ次期米大統領と電話会談を行い,良好な伯米関係を一層促進することで合意。

(イ)17日,トーマス・シャノン米国務次官が訪伯し,テメル大統領,セーハ外相への表敬,ガルヴァォン外務次官との政策協議等を実施。
 

(2)駐伯ギリシャ大使の死亡

     30日,伯外務省は,Kryriakos Amiridis駐伯ギリシャ大使の逝去に対する弔文メッセージを発出(1月2日付でテメル大統領も弔文を発出)。