林大使のセアラ州訪問(10月29日~10月31日)

令和6年11月7日
     10月29日~31日の間、林大使はセアラ州を訪問しました。

     29日午後、フォルタレーザ空港で、G20教育大臣会合のために来伯したあべ俊子文部科学大臣を出迎えました。

     30日午前、エルシオ・バチスタ・フォルタレーザ副市長と面会し、経済分野における協力や、デザインやファッションを含む文化交流、来年の日伯外交樹立130周年に向けた事業につき意見交換を行いました。
     また、イデルブランド・ソアレス・セアラ州立大学学長及びラウラ・テイ・イワカミ・同大学日本語コースコーディネーターらと懇談し、同大学における日本語教育環境の充実及び、来年の日伯外交樹立130周年の機会を捉えた文化・学術交流につき議論しました。

   
 
     30日午後、エルマノ・フレイタス・セアラ州知事を表敬訪問し、同州への日本企業進出や日本語教育をはじめ、幅広い分野で協力していくことを確認しました。
     また、G20教育大臣会合の機会に開催された、あべ文部科学大臣とブラジルのカミロ・サンタナ教育大臣との会談に同席し、在日ブラジル人の子供の教育やブラジルにおける日本語教育や文化発信、大学間の交流について協議しました。

   
 
     30日夜、あべ大臣及びセアラ日本文化日本語協会関係者、日系人の代表と懇談し、セアラ州における日本語教育の現状や、活動維持・拡大のための日本政府との今後の協力につき意見を交わしました。


 
     31日午前、G20の機会に開催されたユネスコ・グローバル教育会合にあべ大臣とともに出席し、ジェラルド・アルキミン副大統領及びフレイタス・セアラ州知事と言葉を交わしました。

   
 
     31日、フォルタレーザ市に隣接するマラカナウ市を訪問しました。YKKブラジル及び住友化学マラカナウ工場を視察し、同市に進出する日本企業の活動状況を確認するとともに、事業拡大の可能性や現地企業との協力について意見交換を行いました。さらに、セアラ州選出のフェルナンダ・ペッソア議員やその父であるロベルト・ペッソア・マラカナウ市長らと懇談し、同市における企業誘致のための取り組みについて理解を深めました。

         
 
     31日夕方、セルジオ・アギアル・セアラ州議会議員と面会し、再生可能エネルギー分野や観光、日本語教育について意見交換を行いました。最近日本を訪れた同議員より訪日の結果や感想を聞き、今後の日伯協力の展望につき議論しました。