【注意喚起】当館職員を装った振り込め詐欺(特殊詐欺)
令和6年11月8日
11月1日以降、在ブラジル日本大使館員を名乗る者から電話で送金を求める振り込め詐欺の被害報告が複数寄せられています。
なお、万が一、送金や個人情報を提供してしまった場合は、直ちに警察へ通報・相談してください。
- 当館代表番号を偽装表示するなど手口が巧妙になっていますので、身に覚えのない不審な電話を受けた場合は、詐欺の可能性が極めて高いと考え、金銭や個人情報を絶対に提供せず、一旦電話を切ってかけ直すなど、冷静に対応してください。
- 週末を含む大使館の休館日に、大使館の代表電話番号((61) 3442 – 4200)から電話を受けた場合は、詐欺の可能性を疑ってください。
- 日本の公的機関(大使館・総領事館・警察など)が在留邦人の方々に逮捕を示唆し、金銭を求めることはありません。
- 本件詐欺事案については、ご家族や知人の方に広く共有いただくようご協力をお願い致します。
1 事案概要
11月1日以降、ブラジル各州から特殊詐欺が疑われる事案の報告が相次いでいます。犯人は当館の電話番号を偽装表示し、日本語で「あなたの名前で詐欺が行われ、日本の●●県警から逮捕状が出ている。」などと嘘の話で金銭や個人情報を要求するなど、極めて巧妙かつ悪質な手口をとっています。また、被害報告はゴイアス州、セアラ州、サンパウロ州、パラナ州にまで及び、ブラジル全域に被害が広がることが懸念されます。当館に報告のあった事案には以下のような特徴があります。- 電話には、当館の代表電話が偽装表示される。
- 日本語の音声案内で「あなた宛てのレターが届いています。確認したければ1番を押してください。」との案内があり、1を押下したところ相手から日本語で話しかけてくる。
- 犯人は、在ブラジル日本大使館のイシハラ又はサトウと名乗る。被害者の名前で詐欺が行われ、逮捕状が出ているなどと伝える(逮捕状を送付するとしてLINEの連絡先を聞かれるケースもあります。)
- 日本への直接送金、又はPIXでの送金を指示される。
- 被害報告は日本人に限らず、日系人からも出ているものの、犯人は日本語以外では対応していない(日本語を解する者をターゲットにして犯行を繰り返している可能性あり)。
2 対応・予防策
公的機関(大使館・総領事館など)が、在留邦人の方々に逮捕を示唆して、金銭を求めることはありません。金銭や個人情報を要求された場合は、詐欺の可能性が極めて高いので、以下のとおり対応してください。- 不審な電話を受けた場合、一旦電話を切り、相手が名乗った連絡先(大使館)に直接電話を架けて事実関係を確認する。
- 表示された電話番号を信用しない。特殊詐欺事案では、たいていの場合電話番号は偽装表示される。
- 知らない相手に送金したり、口座番号やクレジットカードの番号などを教えたりしない。
- 犯人はどこから情報を得ているのか分かりませんので、SNSなどに個人情報を掲載しない。
なお、万が一、送金や個人情報を提供してしまった場合は、直ちに警察へ通報・相談してください。