代田文書記官のJICAブラジル事務所主催「地域警察普及活動プロジェクト」関連催事参加及びサンパウロ市内交番等視察

令和4年4月4日
     3月16日、代田文書記官は、サンパウロ市イビラプエラ公園内日本館において開催された、JICAブラジル事務所主催による地域警察普及活動プロジェクト関連イベント「KOBAN~uma filosofia de prevenção(防犯の哲学)」に参加しました。
     代田書記官は、当館着任前から日本警察で同プロジェクトに携わっていたことから、開会式典において、これまでの経験も交えながら挨拶を行いました。イベントには、サンパウロ州公安局、サンパウロ州軍警察、日系団体の関係者等多くの方が参加、これまでに日本で開催された地域警察研修のOB・OGも駆けつけ、盛大なものとなりました。

     


     イベントはオンラインでも配信されて、多数の視聴を得ました。また、この度JICAブラジル事務所が作成した、ブラジル国内における治安対策、交番導入に関するドキュメンタリー動画KOBAN~uma filosofia de prevenção(防犯の哲学)」が、イベントで上映された後にYouTubeで配信されていて、世界中から大きな反響を得ています。

https://www.youtube.com/watch?v=8Y2eJWQa7zk&t=1088s(イベント)
https://www.youtube.com/channel/UCKrGdZcrs9oeM5AV8wLhgqQ(動画)

     17日は、サンパウロ市内のロータリー交番とアリアンサ交番を視察しました。

     
 
     ロータリー交番は、地域の子供達に対するスポーツ教室を開催したり、巡回連絡を実施することによって、地域住民との関係が非常に良好であり、それが治安の維持に役立っていることが窺えました。交番の中に掲示してある習字で書かれた5つのS=整理、整頓、清掃、清潔、躾を心がけられており、日本人が大切にしてきた精神がサンパウロの交番で守られています。
     アリアンサ交番は、様々な問題を抱えている地区の統括交番ですが、勤務している警察官達が、困難な状況下であるがゆえに、高い使命感と誇りをもって勤務に当たっています。