ブラジル連邦共和国における洪水被害に対する緊急援助 ー供与物資の引渡しー

令和4年2月1日
空港に到着した緊急支援物資
緊急支援物資
 1月27日、ビラコポス空港において、ブラジル連邦共和国における洪水被害に対する我が国政府による緊急援助物資(テント300張、毛布3000枚及びプラスチックシート(50m×4m)75巻)の供与式が行われました。

 これは、我が国政府が、人道的観点及びブラジル連邦共和国との友好関係に鑑み、被災者の方々を支援すべく国際協力機構(JICA)を通じて緊急援助を行うことを決定したことを受けてのものです。

 同式典には、日本側から林禎二駐ブラジル大使他、ブラジル側からジョアン・ローマ市民大臣他が出席し、各出席者が物資の引き渡しを確認する文書に署名を行いました。

 同式典で、林大使は、「ブラジルにおいて発生した洪水がブラジルにもたらした甚大な被害に関し、ブラジル政府及び国民に対して心よりお見舞いを申し上げます。今回の洪水被害を受けて、我が国はJICAを通じた緊急援助物資(テント・毛布・プラスチックシート)の供与を決定し、物資がブラジルに到着しました。緊急援助物資が、日本国民のブラジル国民との連帯の証として、被災者の皆様に少しでも役に立つことを望んでいます。」と挨拶し、ジョアン・ローマ市民大臣からは「日本政府からブラジル政府へのこの緊急援助物資の供与は、長年に渡る両国の協力関係を更に強化するものであり、改めて深い感謝を申し上げます。また、私は今朝、ボルソナーロ大統領と会談をし、ボルソナーロ大統領から、日本の緊急援助物資の供与に対する感謝の意を預かってきております。この場を借りてお伝えさせていただきます。」と発言がありました。

 今回供与された緊急支援物資は、ブラジル地域開発省国家災害リスク管理センターによりバイーア州及びミナスジェライス州の被災者の方々に届けられる予定です。これらの物資が被災者の方々に少しでも役立つことを望んでいます。
供与したテントの中で握手する林大使とローマ市民大臣
供与式の参加者
挨拶する林駐ブラジル大使
挨拶するローマ大臣
署名の様子
署名の様子