「遠隔画像診断技術を活用した官民連携医療普及促進事業」セレモニーへの出席

     12月14日,サンパウロ大学(USP)講堂において,富士フィルム株式会社医療用画像管理システム(PACS)による遠隔画像診断技術を活用した医療連携普及促進事業(実施期間:2017年3月~2019年3月)の最終結果報告会及び第18回症例検討会を含むセレモニーが開催され,サンパウロ大学付属病院(HU-USP)及び日系病院(サンタクルス病院,アマゾニア病院)の医療関係者,ブラジル日本商工会議所,関係日本企業,在ブラジル日本国大使館,在サンパウロ日本国総領事館,JICA等の関係者が出席しました。

     本事業は,2014年度JICA「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」で採択された案件であり,ブラジルの日系病院及び国立大学病院関係者を対象に,PACSを実証用に導入し,画像診断をデジタル化及び共有化することにより,医療機関連携による診断効率の向上及び読影医の育成を図るとともに,病院の経営改善への有用性について理解促進を図る事業です。

     当館から出席した藤原慎哉書記官は,来賓挨拶において,これまでの18回に及ぶ症例検討会の実施に言及し,各施設において様々な診断画像データを共有し,病院間連携,遠隔診断を実現するこの仕組みは,サービスが開始されれば,ブラジル国民の健康に資するものであり,日本の優れた先進的医療機器のブラジルへの導入を促進するため,ブラジル日本商工会議所メディカル分科会とともにブラジル規制当局との対話を進めている旨,及び今後の人材育成の重要性について言及しました。

     本事業の成果として,広大な国土のブラジルにおける都市部と地方との医療格差の是正や,遠隔医療システムの理解と普及,優れた日本企業技術の導入が広がることが期待されます。