平成30年秋の叙勲受賞者の決定

     11月3日、日本政府は平成30年秋の叙勲受賞者を発表しました。

     在ブラジル日本国大使館管轄地域からは、下記の3名が受章されました。

〈日本人叙勲〉
氏名 年齢 住所 勲等 本籍
高橋 實 94歳 ブラジリア連邦直轄区 ブラジリア市 旭日双光章 ブラジル
(主要経歴)
元 サンパウロ州グアララペス市臨時市長
元 ブラジリア連邦区日伯体育娯楽協会会長
現 ブラジリア日伯文化協会老人会会長
(主な功績)
サンパウロ州グアララペス市移住後、日本人互助活動に尽力した髙橋氏は、同市議会議員を経て副市長及び臨時市長に就任。同市の橋の増設や上下水道の増築、街灯の増設、市役所の改築等を手がけた。日本人・日系人に対して惜しみない貢献をしたと同時に、ブラジル人に対しても分け隔て無く接し、ブラジルにおける日系人の地位向上に大きく貢献した。さらに、野球・ソフトボールの普及にも積極的に関与し、数々のトーナメントを連邦区日伯体育娯楽協会会長として開催。2006年からはブラジリア日伯文化協会老人会会長を務め、日系社会の高齢層による活動を盛り上げ、日系社会の活性化にも貢献している。
 


〈外国人叙勲〉
氏名 年齢 住所 勲等 本籍
タエ・スズキ 73歳 サンパウロ州 旭日中綬章 ブラジル
(主要経歴)
元 サンパウロ大学日本文化研究所所長
元 ブラジリア大学文学部外国語・翻訳学科日本語コース教授
元 サンパウロ大学人文学部東洋語学科長
元 ストラスブール大学日本語学科客員教授
(主な功績)
ストラスブール大学・ブラジリア大学などブラジル国内外の名門大学で40年以上に亘り日本語を教え、日本語普及に大きく寄与した。また、日本に関する学問において当時主流であった日本語学に加え、日本文化・文学を取り入れ、サンパウロ大学大学院にて日本文化研究コース創設に貢献した。ブラジルにおける日本語教育の後進育成にも尽力した結果、当地日本研究の中枢の研究者のほとんどがスズキ氏の教え子である。日本の古典作品の翻訳も手がけ、書籍執筆を通じても日本文化の伝播に大きく貢献した。さらに、ブラジル政府要人のポルトガル語・日本語の通訳を長年務め、両国の友好親善にも貢献した。
 


<外国人叙勲>
氏名 年齢 住所 勲等 本籍
梅田 寛 ワルデマル 66歳 ブラジリア連邦直轄区ブラジリア市 旭日双光章 ブラジル
(主要経歴)
元 ブラジル中西部日伯協会連合会副会長
元 ブラジリア日伯文化協会副会長
元 ブラジリア学生寮協会相談役
現 ブラジリア連邦区日伯文化体育娯楽協会会長
現 ブラジリアソフトボール・野球連盟理事
(主な功績)
ブラジリア連邦区日伯文化体育娯楽協会会長に就任以来、非日系人含む地域住民間、また現地行政と日系社会の連携強化に貢献。現地の青年低所得層に対して情報処理教室を開催するなど、社会活動にも貢献した。同氏主導で開催された運動会や日本文化祭りは、協会会員のみならず現地住民に開放され、現地における日本文化普及に大きく寄与した。また、日本からの交換留学生を支援するブラジリア学生寮の存続にも大きく貢献した他、ソフトボールを通じた青少年育成にも尽力している。平成30年には、日本と連邦区行政の友好関係深化の功績を認められ、現地政府からブラジリア名誉市民賞を受賞した。