海外安全対策情報第4四半期
平成28年4月4日
1.社会・治安情勢
連邦区は、ブラジル内では比較的安全と言われていたが、人口当たりの犯罪発生率で比較した場合、サンパウロやリオデジャネイロといった犯罪多発地帯である大都市と同等である。特に、衛星都市及びブラジリア中心部(プラノピロト地区)周辺では、犯罪が日常的に多発している。2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1) 当地治安機関の2014年の統計によると、連邦区での犯罪発生件数は前年と比較して約16%増加しており治安の悪化が懸念される。特に強盗の発生件数は昨年の1.5倍と激増しており、殆どのケースで拳銃等の凶器が使用され、抵抗すると生命に危険が及ぶため十分注意する必要がある。また、殺人等の凶悪犯罪は麻薬の売買や使用に関連していることが多い。
(2) 邦人が多い地域での被害事案