2009年6月8日
在ブラジル日本国大使館

              

安全対策のお知らせ
《連邦区・ゴイアス州・トカンチンス州(大使館管轄地区)》

ホームページアドレス http://www.br.emb-japan.go.jp

<掲載内容は以下のとおりです。>

1.連邦区の治安状況と最近の注意点
2.安全対策参考資料の紹介
3.連邦区における過去5年間の事件発生状況
4.その他・連絡先等

1.連邦区の治安状況と注意点
●連邦区では傷害、窃盗及び強盗事件が増加傾向にあり、常に時間・場所・状況を考えた行動に心掛けることが重要です。また詐欺事件(誘拐を偽装した脅迫電話等)も増加しており十分な注意が必要です。家族の行動を把握し、連絡が取れるようにしておくこと、また、不審な電話が頻発する場合は電話番号を変更する等の手段を考慮することも必要です。
●連邦区の衛星都市や連邦区周辺部には、リオやサンパウロ等と同レベルの事件発生率となっている市街があり、麻薬密売グループによる抗争を原因とする殺人事件が急増しています。不用意に犯罪が多発する市街に入り込むと犯罪に巻き込まれる可能性があります。2007年には周辺都市の治安悪化対処のため警察の特殊部隊が投入されたこともあり、今後も銃撃戦に巻き込まれる可能性も否定出来ない状況ですので、十分な警戒と用心が大切です。特に、以下の予防的行動の基本事項に留意して行動するよう心掛けてください。

1)常に警戒・用心を怠らず、時間・場所・周囲の状況を考慮して行動を計画する。
2)行動時間や経路を適宜変更し行動パターンを他人に予知されないようにする。
3)行動場所に応じ、目立たない服装、所持品(貴金属、腕時計)に心掛ける。
4)被害に遭った場合は抵抗しない。(抵抗した場合、銃やナイフで攻撃される。)
(5)家族の予定を把握し、常に連絡が取れるようにしておく。
(6)目的地の治安情報を入手し、不用意に治安の悪い市街に出向かない。

●最近の傾向として、電撃誘拐(金品や車両を強奪するために、被害者を一時的に銃等を使って脅迫・拘束し、現金を引き落とさせたり、携帯電話や車両を奪った後に連絡手段のない市街から離れた場所で開放するのが一般的なケース。)いわば「一時的な拘束を伴う強盗」が増加しており、十分な注意が必要です。犯人達は銃を所持している場合が多く、常に狙いやすい人を探していますので、次のような点に気を付けて行動することが必要です。

(1) 駐車は人通りが少なく暗い場所は避け、車に戻る際は付近に怪しい人物がいないか確認する。
(2) 車両から降りる際:エンジン停止前、必ず周囲を確認
(3) 発進する際:周囲を確認し、速やかに乗車・発車する。停車したままラジオ等を操作しない。
(4) できる限り複数で行動するよう留意する。
(5) 広くて照明が少ないところを歩いて行動することは避ける。
(6) 宝石、現金及びクレジットカードを不必要に他人見せないようにする。
(7) 現金は日中に引き出し、常に同じキャッシュコーナーを利用するのを避ける。
(8) 銀行から出るときは尾行者がいるかどうか確認する。
(9) 尾行者を感じたら、店の中、新聞販売所もしくは人通りの多い場所へ移動する。
(10)信号では車線の中央に停車するよう心がけ、歩道横の車線での停車は避ける。
(11)携帯電話の使用に夢中にならない。道を聞きに近付く人間には気を付ける。
(12)被害にあった場合、抵抗したり、犯人と交渉したり、被害者側から犯人と会話しない。
(13)早急に警察に通報する。
※ 電撃誘拐対策(資料:連邦区文民警察及び軍警察)

●最近増加しつつある振り込め詐欺について
日本においても振り込め詐欺(オレオレ詐欺が主)被害が増加していますが、ブラジルにおいてもここ数年増加傾向にあります。以下を参考に、十分に注意してください。
(1) 主な犯行の手口(その多くはコレクトコールで掛かってきます。最近も大使館館員宅や事務所にかかってきており、引き続き警戒する必要があります。)
・ 家族を誘拐したので口座に入金しろと脅迫。(声まねで被害者の泣き声や助けを求める声を流すこともある。)
・ 家族が交通事故を起こして今すぐ入金しなければならない。(中には警官や弁護士になりすました犯行者もいるようです。)
・ 懸賞に当たったので、登録金として数百レアルを入金してもらう必用がある。
(2) 最近の傾向
最近では、被害や対策に関する報道等により警戒心が高まっており、すぐに安否確認電話がなされることから成功率が低下しているようです。これに対し、犯行者はターゲットとなる被害者(偽装誘拐される人など)に事前に電話し、電話会社職員等を装い言葉巧みに電話点検のため携帯電話の電源を1時間だけOFFにしてもらう必要があるなどと伝え、家族などからの安否確認が一時的に取れない間に犯行を試みるケースが増えているようです。
(3) 対策例
・相手が分からない不審な電話(特にコレクトコール)は全て疑い、不安を感じたら一方的に切る。
・携帯電話をOFFにするようなリクエストは無視する。(通常、電話会社などからそのような指示はない。)
・警察官、消防隊、弁護士を語る者から入金の指示や個人情報に関する聞き取りがあった場合は詐欺である可能性が極めて高く、安易に信用せず、きっぱりと断る。
・家族を誘拐したなどの偽装誘拐振り込め詐欺被害者になる前に、まず落ち着いて、安否確認を行う。
・不安が残る場合や繰り返し不審な電話が掛かってくる場合は、同僚や安全担当者に相談し、また注意喚起情報として共有するようにする。

 

2.安全対策参考資料の紹介
【外務省 海外安全情報ホームページ掲載内容の紹介】
外務省海外安全情報ホームページ(http://www.pubanzen.mofa.go.jp/)には、各国の危険情報や安全対策など、海外赴任、出張及び旅行をする際の留意点が掲載されています。ブラジルに関しては、以下の最新情報が掲載されていますので、是非ご覧になり安全対策や防犯対策の参考にしてください。
(1)ブラジル渡航情報(危険情報)及びスポット情報
(http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=259#header)
概要:サンパウロ州大サンパウロ圏及びカンピーナス市、リオデジャネイロ州大リオ圏、ペルナンブコ州大レシフェ圏、バイア州サルバドール市及びエスピリト・サント州大ヴィトリア圏に対し「十分注意してください。」の渡航情報(危険情報)が継続して発出されています。上記地域は、殺人、強盗、短時間誘拐などの犯罪が特に多発していることから、地域毎の治安状況や発生事象を掲載し注意喚起を図っています。
(2)安全対策基礎データ
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4_S.asp?id=259
概要:主要各州、都市毎の犯罪発生状況、防犯対策及び滞在時の留意事項等に加え、査証、出入国審査や大使館及び総領事館の緊急連絡先が掲載されています。
(3)在留邦人向け安全の手引き
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/manual/brasilia.html
概要:大使館及び各総領事館毎に作成され、在留邦人が事件事故に巻き込まれないための各種防犯対策等の他、犯罪傾向を示す犯罪統計、暴動や内乱等の緊急事態発生に際しての対策や緊急連絡先、緊急時のポルトガル語会話例等が掲載されています。

【広域情報(外務省海外安全ホームページ)の発出について】
(1)中南米地域における薬物犯罪に関する注意喚起情報が発出されました。
日本人渡航者による麻薬搬送事案や知らないうちに運び屋にされていた事例等を踏まえた注意喚起情報となっています。詳細は下記アドレスにてご確認下さい。
(www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2008C368)
(2)誘拐に関する注意喚起(2009.6.1)
これまでに発生した日本人が被害者となる誘拐事件の紹介や、傾向及び対策等が掲載されています。中南米地域で多発する短時間誘拐についても記載されています。(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C174)
(3)爆弾テロ事件に関する注意喚起(2009.6.1)
昨年夏以降に発生した爆弾テロ事件の概要紹介及び安全対策等が記載されています。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C173)

 

3.連邦区における過去5年間の事件発生状況

資料提供:連邦区公安局及び連邦区文民警察

犯 罪 種 別

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

   増減件数
(07-08年比)

強盗殺人

61

52

55

49

60

+11

殺 人

551

515

539

567

651

+84

殺人未遂

875

807

890

911

1002

+91

傷 害

12618

13924

13176

11544

10847

-707

強姦、同未遂

347

400

336

283

262

-21


その他

23205

22186

22881

21511

22711

+1260

銀 行

4

3

1

1

0

-1

商 店

1954

1664

1784

1927

2499

+572

住 居

592

618

526

418

410

-8

飲料水(車両毎)

87

69

56

24

66

+42

ガススタンド

910

456

661

663

907

+244

車 両

1860

1523

1596

1574

2135

+561


空き巣

8568

9485

9534

8585

8102

-483

商 店

2938

3290

3366

3508

3585

+77

車 両 内

15453

14726

12386

10621

11559

+938

その他

37835

36946

41432

38661

36996

-1665

電撃誘拐

409

420

377

410

533

+113

車両盗難  

7142

7274

8141

7643

7979

+336

誘 拐

3

5

7

5

5

詐 欺

7286

10441

10815

12642

13328

+686

発 砲

546

514

484

483

463

-20

拳銃不法所持

1674

1390

1332

1205

1272

+67

麻薬密売

685

702

817

1002

1022

+20

麻薬所持

1673

1788

2175

2758

2716

-42

2008年の増減は、対前年比(2007年比)

 

4.その他・連絡先等
何らかの被害にあった、乃至は近親者が被害にあった場合には御手数でも大使館までご連絡願います。こうした情報は、今後の防犯対策を強化するうえでも非常に有効なものになりますので、ご協力お願い致します。

  下記アドレスの外務省海外安全ホームページを是非ご活用ください。
http://www.mofa.go.jp/pubanzen

  在ブラジル日本国大使館ホームページアドレス
http://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html

  緊急事態(大規模テロ、大規模災害等)発生時には、必要に応じ大使館よりFM放送(88.8MHZ)にて状況等をお知らせいたします。

  「安全対策のお知らせ」に関するご意見、ご要望につきましては下記連絡先までお願い致します。
電 話: 061-3442-4200
FAX:  061-3242-0738      (担当) 領事班・警備班